「行くよ!」と筑城さんに手を引かれ自分の教室に行く。
すぐに着き、恥ずかしさの余り俯く。
そんな私にお構い無しに、筑城さんは勢い良く教室のドアを開けた。
途端に静まり返る教室。
暫くの沈黙の後、「春川………さん………?」と誰か(多分男子)の声が聞こえ、次の瞬間………
「「「かわいぃぃぃ!!!」」」
耳を塞ぎたくなるような大歓声(?)を受けた。
可愛くないし………、ってか、早く制服に着替えたい。
さっきメイド服着たばかりだけど。
物凄く恥ずかしい。
穴があったら入りたい………とはまさにこの事。
不意にバサッ!と何か紙が落ちた音がしてそっちの方を向くと、先生が私の方を見て固まっていた。
やっぱり変………だよね?
