《前川翔琉 SIDE》
花火大会から帰ってきて、優愛ちゃんは疲れていたのか、お風呂に入ったら直ぐに寝てしまった。
実を言うと、優愛ちゃんと付き合った次の日、俺は仕事終わりに婚約指輪を買っていた。
優愛ちゃんは俺のって証が欲しくて。
自分でも重いって分かってるけど、優愛ちゃんの事になると歯止めが効かなくなる。
「良かったぁ。」
プロポーズを受けてくれて、ホントに安心した。
内心、“断られたらどうしよう”ってヒヤヒヤしてた。
それにしても、優愛ちゃんの唇柔らかかったな………。
って、何考えてんだ俺。
これじゃあ変態みたいじゃないか………。
あ、いや、変態なのは元からか。
ってか、男は皆変態だっ!!!
