け、け、結婚!?


さっきから、色々とぶっ飛んだ事を言う先生。


ふと右手を持ち上げられ、薬指に違和感を覚えて手を見る。


「これって………。」


「婚約指輪。」


つーっと、目から涙が溢れてくる。


もちろん、嬉し涙。


「え、やっぱダメだった!?まだ早すぎたかな!?」


なんて焦っている先生に、首を横に降って否定する。


「違くて………。嬉しくて………。」


「良かった………。絶対幸せにするから。」


「はいっ!」


花火が夜空に舞う中、私達はどちらともなく、唇を重ねた。