「ふぅー、満腹満腹ーっ!」


あんなにあった料理は完食。


「食べ過ぎました………。」


お腹が重くて動けない………。


「ちょっと食休みしよっか。」


「はい。」


「またフラれると思ってヒヤヒヤした………。」


急にそんな事を言い出す先生。


「もしかしたら私、先生に助けられたあの日から先生に惹かれていたのかもしれません。」


今思えば、本当にそうだったと思う。


「………翔琉。」


「え?」


「二人で居る時は、翔琉って呼んで?」


いや、ハードル高過ぎなんだけど。


「優愛ちゃんに、名前で呼ばれたい。」


熱っぽい声で甘くそう言う先生に、ドキドキが止まらない。


「か………。」


「か?」


「か、かけ………る………。」


恥ずかしさで、最後の方は聞こえてないんじゃないかって言うくらい小さな声になっちゃった。