いきなり、プロポーズみたいな告白をして驚くのも無理は無いと思う。
動揺してるのか、優愛ちゃんの目線は定まらず、左右に揺れてる。
「優愛ちゃんは俺の事何とも思ってないかもしれないけど………。それでも、俺は優愛ちゃんの事が好きなのは今もこれからも変わらないし、優愛ちゃんの笑顔もっと見たい、優愛ちゃんの色んな初めてを俺があげたいって思ったんだ。」
ありのままの気持ちを優愛ちゃんに伝えると、優愛ちゃんの大きな目から涙が一筋流れた。
「え、あ、ちょ、ごめん!そんなに嫌だった!?」
焦って優愛ちゃんの横に行く。
「ち、違くて………。わ、私も好き………です………。」
消え入りそうな声でそう言う優愛ちゃん………って、えぇ!?
聞き間違いじゃなければ、今優愛ちゃん俺の事好きって言った!?
幻聴じゃないよね!?
「ホ、ホント!?」
そう聞くと、優愛ちゃんは俺を見て「はい。」と、今度はハッキリと、返事してくれた。
