「そういえば、昨日どうだったの?」 4時間目の終わるチャイムが鳴り響き、親友の永田結愛が声をかけてきた。 中学違うけど、塾が同じでこの辛い受験を乗り越えた戦友。ちなみに頭は良い。 戦友よりかは応援してくれた人って言った方が良さそうなくらい。 「ひな?」 心配そうの覗き込む結愛が目の前にいることを思い出した 「教えてくれる相手後ろの柳田くんだったんだよね」