お父様とお母様が再び旅立ってから数週間が経ち 今日は遂に学園祭当日 「恋様、そろそろ行きましょう」 篠宮にそう言われ、部屋にある時計を見ると、朝の8時 そうね、そろそろ行かなきゃいけないわね 「えぇ」 篠宮にスクールバッグを託し、部屋を出て長い廊下を通り抜ける それからいつも通り林田に学校へと送って貰う 「恋ちゃん!遂に当日だね!」 と、学校に着くと校門で待っていてくれた春歌が声をかけてくる 「ふふ、そうね あら・・・蕾は?」