お父様とお母様を乗せたリムジンが、ゆっくりと出発して行く そのリムジンの姿が見えなくなるまで、あたしと篠宮は家の前で眺め続けた 「・・・行ってしまいましたね」 「そうね・・・」 やっぱり、寂しいものは寂しい 大切な家族だもの 「旦那様とも約束しましたので 全力で恋様を守らせて頂きます」