溺愛執事のキスの雨




「恋様、何か軽いお食事を持って参ります」


篠宮はそう言って、あたしの側から離れていった

はぁ・・・篠宮まで居なくなったらそれこそつまらないじゃない・・・


『きゃあ、あの人格好良い・・・』


と、どこからかそんな声が聞こえ、視線を向けると

ブルーのドレスを身にまとった女性が視界に入った


『どこの御曹司なのかしら・・・』


ポ、と頬を染めながら見つめる彼女の視線の先には───篠宮が立っていた



はぁ・・・と小さく息を吐く

篠宮は美少年だし、パーティに来れば視線を集めるのも前からのこと



あたしがパーティを嫌う第一の理由が、それなのだ