溺愛執事のキスの雨




会場の中へと入っていくと、辺りが一気にざわつき始めた


『まぁ、神崎財閥の方たちよ・・・』

『皆様とっても綺麗だわ・・・』


と、そんな声まで聞こえてくる


「恋、挨拶回りしてくるから、京くんと一緒に待っていなさい」


お父様の言葉に頷き、パーティ会場の隅に立つ

「恋様、こちらどうぞ」


篠宮はシャンパングラスに入ったソフトドリンクを差し出してきて、それを受け取る


「・・・やっぱり、パーティは苦手だわ」

視線が集まるこの感じがどうも、好きになれないのよね


「恋様は昔からパーティが苦手ですね」

「そうね・・・」