「恋はモテるわねぇ」 と、突然蕾はそんなことを言い出した 突然何よ・・・ 「九条くんの連絡先を交換してるとき、篠宮さん凄い顔してたわよ・・・」 と、小声で耳打ちしてきた ・・・まぁ、何となく分かっていたけれど さっき一際強く感じた視線は、篠宮の物だろう 嫉妬、かしら・・・ それならまぁ、悪くないわね そんなことを考えながら、校門に着くと、見慣れたリムジンが停まっていた