お父様とお母様に交際を伝えた日から 篠宮は御曹司候補 でも、今まで執事として生活してきた篠宮は居てもたってもいられなかったらしく、今でも普通にあたしのお世話をしてくれている そして、執事室だった篠宮の部屋を無くして、この部屋は2人の部屋になったの お母様の提案なのだけど、婚約したわけじゃないのに気が早いわよね・・・ 「恋様、おやすみなさい」 ベッドに入り込んだ篠宮は優しくあたしの髪を撫で 「おやすみ、篠宮」 そう返したあたしは、直ぐに眠りについた