あたしに気付いた蕾は、ハッとした表情をした後、ドアの方まで来てあたしの手を引き そのまま調理をしてる裏側へと歩いていった 「蕾・・・どうしたのよ」 「どうしたも何も・・・忙しすぎるのよ 人が足りないわ」 蕾はそう言って、紙袋に入った何かをあたしに差し出した 「これを着て 実行委員て疲れてると思うけど・・・頼むわ」