前に駄目と言われたのにも関わらずこの時の俺はそれを忘れて、楓の頭を撫でた。
大きくなったな。
撫でていても振り払われることはなく、そのまま楓が泣き止むまでそうしていた。
しばらくして、楓が泣き止むと俺は前に撫でられるのが嫌だと言っていたのを思い出し慌てて手を離した。
いま、この頭を撫でるのは俺の手ではなく俊平さんの手であろう。
「お兄ちゃん」
「なんだ?」
「ありがとう」
「ああ、こちらこそこんな俺を好きになってくれてありがとうな」
するとその時。
「お話、終わりましたか?」
リビングから、乙葉ちゃんを抱っこした俊平さんが顔を出した。
俺の憶測だが、俊平さんは楓の気持ちに気がついていたんじゃないだろうかと思っている。
「俊平さん」
「え、なんですお兄さん」
「楓を……妹を、よろしくお願いします」
「! もちろんです! 絶対幸せにしますよ」
キラリと八重歯を見せ俊平さんが笑ってくれた。
それはとても頼もしく見えて、そんな俊平さんの頭を小突く楓を見ていて、2人なら大丈夫だとわかった。
大きくなったな。
撫でていても振り払われることはなく、そのまま楓が泣き止むまでそうしていた。
しばらくして、楓が泣き止むと俺は前に撫でられるのが嫌だと言っていたのを思い出し慌てて手を離した。
いま、この頭を撫でるのは俺の手ではなく俊平さんの手であろう。
「お兄ちゃん」
「なんだ?」
「ありがとう」
「ああ、こちらこそこんな俺を好きになってくれてありがとうな」
するとその時。
「お話、終わりましたか?」
リビングから、乙葉ちゃんを抱っこした俊平さんが顔を出した。
俺の憶測だが、俊平さんは楓の気持ちに気がついていたんじゃないだろうかと思っている。
「俊平さん」
「え、なんですお兄さん」
「楓を……妹を、よろしくお願いします」
「! もちろんです! 絶対幸せにしますよ」
キラリと八重歯を見せ俊平さんが笑ってくれた。
それはとても頼もしく見えて、そんな俊平さんの頭を小突く楓を見ていて、2人なら大丈夫だとわかった。



