「なんてこった…」




返ってきたテストの点数を見てあやうくひっくり返りそうになった。


「数学…8点…!?」


え、え、やばくない?

自分がここまでバカだとは…



「…栞里、それはやばい」


「!?」



びっくりして後ろを振り返ると親友の琴音がドン引きした表情をしていた。


全然気配に気づかなかったよ!!




「え、やばいよね!?」



「え、うん、まぁやばいけど自分で言うんかい」



「でもでも聞いて!社会と国語は70点台だったの!」