「スミ、よかったな、兄ちゃんお前のことすきだってよ、よかったな…」

スミの頭を撫でながら苦しげにうなるスミに言った。





しばらくして、城に戻ったレイは着替えもせず、図書室へこもった。

何事か?とおもったリクであったが、涙をふかず切羽詰まった状態のレイをみること自体はじめて、なにも言わず、そっと図書室をでた。


「一生を苦しみながらいきるなんて、辛すぎだ…おそらく魔法をかけたやつはただ者じゃない、きっと、そこらの魔法使いでも使えない…」

そう推察するレイ。