優しい君、不器用なあなた

部屋へ戻り一人だけになったレイは手をまじまじとみた。
また、会いたい…スミの手に触れてほしい…と強く思うのであった。
その日はいつもより、ぐっすり眠ることができたのだ。



翌日、また町へ行ったレイはスミとダリスにお礼の品を買いに行った。

少しずつ寒くなってきたため、スミには膝掛けを。ダリスにはマフラーを買った。

二人の家にいこうか迷ったが、いくことにした。


スミたちの家が見えてきた頃、スミは外で子供たちに読み聞かせをしていた。