先生は、頬を包み込んでいた手を離し……たかと思ったら、私のほっぺの肉を掴み、ぎゅうっと引っ張った。


「い、いひゃいっ、いひゃいれす、ひぇんひぇ~」

「お餅のように伸びるねぇ、お前のほっぺ」


意地悪く笑いながら、ふにふにと私のほっぺを引っ張る先生。


「洗いざらい話すって約束するなら、手離してやる」

「は、はなひまふ! はなひまふ!」


私が必死にそう言うと、先生はやっとほっぺから手を離してくれた。