先生がいてくれるなら②【完】


しかし、先生の表情はすぐに少し怖い顔へと変わった。



「お前が学校に来れるようになったら、色々話を聞く事になった。でも、その前に、何があったのか俺に先に教えて欲しい」



そう、だよね……だから引率で疲れてるのに、まっすぐここまで来てくれたんだもんね。



でも、……最後の抵抗。


「えっと、もう、面会時間過ぎてますけど」

「大丈夫、許可取ってあるから」


──うん、予想通り、抜かりない。