目を覚ますと、先生が私の手を握りしめて私の名前を呼んでくれた。 私のメッセージに気づいて先生が助けてくれたんだ……。 嬉しくなって涙がこみ上げてくる。 でも、泣いたらきっと、先生はもっと心配する。 私は奥歯を噛みしめて、涙をぐっとこらえた。 修学旅行に行かない、と言い出した先生が、ちょっと可愛いと思ってしまう自分がいる。 嬉しいけど、でも……先生には先生の仕事がある。 生徒を引率して、生徒の学習と思い出づくりをサポートする素敵な、大事な仕事が──。