再び目が覚めたのは、もう随分外が明るくなってからだった。
腕の中の立花は、まだスースーと規則正しい寝息をたてて、よく眠っている。
ちょっとだけギュッと抱き締めて立花の頭に頬ずりをすると、立花がうーん、と可愛い声を出した。
うっかり理性を吹き飛ばさないように気を付けて、腕の中の立花を観察する。
伏せられた長い睫毛、白く柔らかい頬、ふっくらとした唇、サラサラの髪……。
はぁ、どれもこれも愛おしすぎて、思わず笑みがこぼれる。
しばらく寝顔を観察していると、「……ん………」と言う声と共に、もそりと立花が動く。
閉じていた目が、うっすらと開いて。
でもまだ半分夢うつつの状態……。
うーん、可愛い。
しばらくしてようやく目が覚めたのか、急にパチリ、と目を開けた。
俺が「おはよう」と声をかけるとびっくりしたように慌てて「お、おお、おはようございますっ……」と返ってくる。
あはは、どもっちゃって、おもしろー。
そんで、顔、真っ赤。
俺に寝顔と起き抜けの顔を見られたのが恥ずかしいのか、立花は掛けていた布団を頭まで引き上げて隠れてしまった。



