────あったかい……。
冬って、こんなに暖かかったっけ……?
そう思いながらまどろみから目覚めると、腕の中にスースーと寝息を立てる立花がいて、俺は一気に覚醒した。
そうだ、……抱き締めたまま眠ったんだった。
……相変わらず良い香りがする腕の中の立花を、俺はまじまじと見つめる。
寝顔をこんなに間近で見られるのは貴重だから。
ふふっ、可愛いな。
どんな夢みてるんだろう?
俺の思いに呼応するように、立花が俺の胸にすり寄る。
うわぁ……、ちょ、待って……、だめだめ、ちょっといまだけ離れて欲しい……。
俺は思わず、すり寄ってきた立花の下からスルリと抜け出し、ひとりベッドの外へと降りた。
あぶねぇ。
眺めてるだけでも十分襲いそうで危ないのに、寝起きですり寄られたりなんかしたら、危険危険。
……えーと、いま何時だ?
時計を確認すると、朝の5時過ぎ。
まだ起きるには早すぎる。
もちろん持ち帰った仕事がたっぷりあるけど、こんな早朝から、しかも立花が来てる時にやるべき事じゃない。



