先生がいてくれるなら②【完】



「──えっと、なんで先生が床なんですか?」

「は? なんでって、当たり前だろ?」


こいつ、分かってんのか?


一緒になんか寝たら、間違いなく俺、お前を襲うから。


さっきの脱衣所でのキスだって、途中で我慢して頑張ってやめたんだからな?


ぜんっぜん分かってない、男ってもんを。


それなのに──「百歩譲って別々の布団だとしても、普通は私がこっちですよね?」なんて床に敷かれた布団を指さしていて。



いや、「……百歩譲って、別々……」って……、おいおい……。


「……」

「……」


やっと俺が言いたいことに気付いたらしく、今更焦っているけど、遅いから。



はぁ、どうしてお前はそんなに爆弾魔なんだ?


今まで何事も無く生きて来られたのが不思議だよ。



俺は立花の頭に手を乗せて「立花はベッド。俺は布団」と言って頭をポンポンと軽く叩いた。


それで平和的に解決するんだよ。分かれ。