もう彼女たちは、十分制裁を受けてると思う。 これだけあらぬ噂を立てられて、学校にだって3週間も来られなくて。 噂は一時的な物だからいずれ消えるとしても、もう誰も彼女たちに近づかないだろう。 もともと成績の方はあまり良くないらしいけど、今後ますます授業にはついて行けなくなるに違いない。 そうなると結局、自主退学と言う事になりかねないわけで……。 「──だからね、私はそれでもう十分」 私がそう言うと、先生は呆れたように私を見つめた。 「だってね、」