「これからは、呼び出されたら絶対に誰かに相談すること」 「はい……」 「あと……」 「?」 「……お前、すげぇ良い匂いする」 「!!」 な、……っ! 先生の言葉にビックリして、私は先生の腕を振りほどいて、思わず飛び退いた。 「なに逃げてんだよ」 「だ、だだだ、だって……っ!」 きっと私の顔は、かなり分かりやすく真っ赤になっていると思う。 「それ、飲み終わったら教室行けよ」 先生の余裕の笑みが憎たらしい……! 「……先生のばかっ」