キッチンのコルクボードに張った、
いつのものか分からないシフト表。
弱々しく頭を垂れている。
ポロッとコルクの欠片が落ちる。
足の裏にそれがつくが気にせず歩く。
軋む床と湿気たシンク、座り込む大きな身体。
小さな心を抱いた。
まだ枯れない涙が唯一の生きる喜びになる。