アコが酔えば酔うほど…私の酔いが冷めていく。

もう少し若い頃は、私がしっかりしなきゃっ!なんて…使命感まで背負っていたかもしれない。


で。

今日はこのチャラい感じのレイジ君付きだから…私に特に使命は無い。

……と思うけど。

なんでも、レイジ君はアコが足繁く通うホストクラブの担当…えっと…指名ホストなのだそうだ。

よく聞く同伴ってやつですか…?ね。

「本当は、橙子もレイジのお店に連れて行きたいところなんだけど……。」

「いや……それは、ちょっと。ホストクラブなんて私…お金持って無いから…。」

「カードで大丈夫だよ。(笑)」

レイジ君が無邪気に笑う。

「ちょっとぉ〜レイジっ!
橙子っ!心配しないで、初回は安いから…(笑)」

そういう問題かぁ〜〜〜?!?