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夜に近づくこの時間。

暗くなるにつれて…ネオンは輝き、お店の看板はそれぞれにライトアップされて自己主張をする。

アウトレットブランドのお店がひしめき合う真新しいショッピングモールの一角。

あの巨大観覧車の前にはオシャレなスパニッシュバル。

光留がオーナーのこのお店は明日がプレオープン。

今日は私たち４人のためだけに貸し切り…特別にオープンしてもらった。

「橙子っ。遅いってばっ〜！」

「もう、先にワイン頼んじゃったよ。ヒカル君のオススメで。」

「ごめん。ごめん、お待たせしました。（笑）」

私は、煌君の手を引いて個室に入る。

「あっ。煌君♡こんばんは。」

「（笑）やっぱり、ヒカル君に似てるぅ〜♡」

アコと千奈美がテンション高めに私たちを待っていてくれた。