「煌君のことを日常的に虐待していた人のことをです。」
「……………。」
「なつめ先生…。
煌君、ワザとお漏らしなんてしてなかったんです。
分かってたんでしょう…?」
「……橙子先生……。」
「怖かったんです。
恐怖から逃げ込んだトイレで…怖くて怖くて漏らしてしまってたんです。」
「……………。」
なつめ先生の手から色画用紙が滑り落ちる。
「………ごめんなさい……私…。」
「なんでっ!!なんで…煌君を助けてくれなかったんですかっ……!
それでも、それでも……保育士ですか?」
「……………私なりに…助けようとしたわよ。
さり気なく…私なりにっ!」
「煌君を…………守ってあげて欲しかったです。」
「ごめん…ごめんなさい。悪魔……だよね私。
見て見ぬふりの、卑怯な悪魔。」
「……………。」
「なつめ先生…。
煌君、ワザとお漏らしなんてしてなかったんです。
分かってたんでしょう…?」
「……橙子先生……。」
「怖かったんです。
恐怖から逃げ込んだトイレで…怖くて怖くて漏らしてしまってたんです。」
「……………。」
なつめ先生の手から色画用紙が滑り落ちる。
「………ごめんなさい……私…。」
「なんでっ!!なんで…煌君を助けてくれなかったんですかっ……!
それでも、それでも……保育士ですか?」
「……………私なりに…助けようとしたわよ。
さり気なく…私なりにっ!」
「煌君を…………守ってあげて欲しかったです。」
「ごめん…ごめんなさい。悪魔……だよね私。
見て見ぬふりの、卑怯な悪魔。」