だから…か…?

おかしい私。

今日は光留に1分1秒でも早く逢いたくて…来てしまった。

光留のお店のビル。

隣の駐車場で車を止めて彼を待つ。

光留の高級車…ベンツ。白のゲレンデ。

もう…このシートの上で吐いちゃうからねーーーー!!

そうしたら…降りて来てくれるかな。

はぁ…おかしい私。

車の芳香剤の香りすら…気持ち悪。



光留に逢いたい。


本当なら…煌君を迎えに行って、タクシーで帰ってくる光留を部屋で待つ…

今日は私のワガママ。



光留との2人の時間が欲しい…。


ワガママ…かな。


私は秋の…少し冷たくなってきた夜風にロングカーディガンの胸元を押さえて車の外で光留を待つ。

ざわつく気持ちを、肌寒さが少し忘れさせてくれる。