「悪魔っーーーーーっ!!」思わず声に出てしまった。

「………あっ…。コホン…何?今、何て?」

後方の入り口から顔を出した水色のエプロン……来週からの新しい同僚が、キョトンと私を見つめた。

「あっ……(冷汗)
いえっ…何でもないです。(苦笑)来週から…いぇ、今日からよろしくお願い致します。」

「(笑)よろしくね。私、隣…5歳児担任の
住友なつめって言います。」


この方は…

天使か?悪魔…か? それとも……。


「園長先生も、突然の事で申し訳ないって…。この園、人手がどうしても足りなくてね。
子供は…どこだって同じ、素直な子が多いし…手のかかる子も実は賢いから…住めば都なんじゃないかなって…。このクラス。」


この方は……


「天使……。」


あっ…たた…思わず声に出た。