そう……エリさんへの疑いが晴れたわけじゃない。

光留と一緒にいる時に、何度か彼女から連絡してくることもあった。

光留は上手く断って、夜間保育園にも煌君を渡さないように話をしてくれたようだ。

けれど、光留にはまだ傷のことは言えていない。

…ていうか、言わないでおこうと思っている。

もし、煌君の脇の下をつねっていたのが彼女なら…このまま会っていない時間が続けば傷は無くなるはず。

もし、減ることがなかったら…その時は…

でも…それは考えられないし、考えたくない。

光留は絶対にそんな事をしない。

「そう言えば…このお部屋、最近落ち着いてるわね。」

「そうですかぁ…?!男の子はやんちゃな子が多いし、女の子はおませさんなのはいいけど…口が立つから、トラブルばっかですよぉぉ。
(T ^ T)!!
それに…保護者の方もちょくちょく細かいこと言ってきますしね……(>人<;)」

あっ…すみません、愚痴ばっかで。