〝 ヒカル君も辞めた方がいい。愛なんて無いから…できる仕事だよ。〟

アコ………

愛なんて…無い?

私のことも?

煌君のことさえも…?

そんなのない。

そんなはず…ない。

私の知っている光留は、

本人は愛情不足なくせに、愛することばかりで…与えることばかりで…

悪魔口調の無邪気な天使。

盲目…なのかな?

なんだか、自信を無くしてしまう。

女としても

保育士としても。

そもそも…この園に来ることになった少し前、私はネグレクトかもしれない子供を見落としていた。

忙しさの余り3日間…同じ服、同じ下着を身に着けたままの女の子に気が付かないでいた。

他の先生に指摘されて、ハッとした。

だから、

その直後にこの園へ異動命令が出た時は、島流し…だと思った。