「なんだよ。ソレ(笑)
ちっちぇー話だな……(苦笑)」
「ステキだよ…。」
「………ん〜そっか?」
「うん。そう(笑)」
「橙子…あの小さく見える観覧車、知ってる?
あれさっ、廃遊園地の観覧車なんだ。
街の灯りに反射して、ここからは半分朽ちてるボディが夜は少し綺麗に見えるんだよ。」
いた……。
ここにも。
観覧車……光留にも見えるんだ。
「小さい頃から憧れてた。
両親と一緒にあの観覧車に乗れたらなぁって。
俺にとって家族の象徴みたいなもんで…観覧車って。
だから煌が生まれた時…やっと俺にも家族が出来たって思えた。」
「光留………。」
「でもさ、10代で…そもそも愛情なんてよく分からない俺に家庭を守る…なんて口先だけだったのかもしれないね。
〝青い鳥〟…居ると思ったんだけどな、自分の作る家庭には…。」
ちっちぇー話だな……(苦笑)」
「ステキだよ…。」
「………ん〜そっか?」
「うん。そう(笑)」
「橙子…あの小さく見える観覧車、知ってる?
あれさっ、廃遊園地の観覧車なんだ。
街の灯りに反射して、ここからは半分朽ちてるボディが夜は少し綺麗に見えるんだよ。」
いた……。
ここにも。
観覧車……光留にも見えるんだ。
「小さい頃から憧れてた。
両親と一緒にあの観覧車に乗れたらなぁって。
俺にとって家族の象徴みたいなもんで…観覧車って。
だから煌が生まれた時…やっと俺にも家族が出来たって思えた。」
「光留………。」
「でもさ、10代で…そもそも愛情なんてよく分からない俺に家庭を守る…なんて口先だけだったのかもしれないね。
〝青い鳥〟…居ると思ったんだけどな、自分の作る家庭には…。」


