「ヒカル君は、煌君のパパだよ……。」

「した?♡」

「なっ!!/// しないってぇーっ!!」

「じゃぁ…お堅い橙子先生に、そこを越えれるお薬、あげる♡」

「アコ……冗談やめてよ。」

「気持ち良すぎて、調子に乗りすぎたら死んじゃうからね……。」

「ねぇ…アコっ、ヤバいよ。
なんか…分かんないけど、ダメだよ……。」



ヒカルの話を思い出した。

救急で運ばれて…警察が来た…って、元お客さんの話。



「泡、吹いて…死んじゃうよっ…。」



ねぇ……アコ。

ここからは、あの観覧車は見えない。

幸せな人には見えないのかな……

あの観覧車。



私は、きゃははははーーーーっと笑う、少し寂しげなアコの横顔を見つめる。

煙草の煙で霞む…横顔。