確かに…飾りっ気の無い玄関。

あると言えば、このディフューザーぐらい。

扉を開けてすぐに柑橘系のいい香りがした。

デュフューザー……デカっ!!

あまりのビックサイズに2度見。

……って。 こんな所に関心してる場合じゃなくて……、脱ぎ捨てられた煌君の靴を並べると、私はヒカルの肩甲骨とシャープな背骨に、若干…照れながらもついて行く。

腰回り…フェチ?

男の子の上裸とズボンの境目、好きだなぁ…。

特に細くて締まったヒカルの腰回りは、それだけで色っぽい。

てか……。

やめたっ!変な人、極まりない。( ̄▽ ̄;)



「アザラシちゃん…濡れちゃった。」

ベランダからアザラシちゃんを救出した煌君は、切ない顔でヒカルを見上げる。