「……あっ。まりなちゃん…。」

「先生、知ってるぅ?煌君、また鞄に剣…入れてるんだからっ!」

「………そっか。」

私はブロックを組み立てる煌君の横顔を見つめた。


あっ……横顔、ヒカルに似てる。


私…今、すごーーーーく切なくて落ちてるというのに…煌君もヒカルも、やっぱりほっとけない。

私の心は、もう…とっくに2人に持っていかれていた。

こんなに切なくて複雑なのに…

心、持っていかれてる。