白夜の天使たち 〜ホストでパパで彼氏です!〜

「よかったね〜♪ 煌君。
パパと飛行機してたんだぁ〜。」

「うんっ!先生っ、こっちこっち…見て見てっ!」

無邪気に私の手を引く煌君は、この時間にここにいる自分が…想定外で企画外で異常だということを全く感じていない。

何度か紙飛行機が飛ぶことを私の前で証明した彼は満足したのか、スベリ台とブランコが融合した大型遊具で遊び始めた。

私はヒカルが座るベンチに一人分程空けて…腰掛けた。

足を組んで…ベンチの背もたれに身体を委ねてスマホを弄るヒカルの隣に足を揃えて、背筋を伸ばして座る。

今からお説教をするオカンの様に…ピッと背筋を正す。

「どうしたんすか?」

ヒカルがスマホから顔を上げる。