「アタシ、レイジをNo.1にしたいんだっ。だから平気っ。今は、アタシのマンションに週1、2で泊まる程度だけど…いずれは、No.1になったら、2人で暮らそうって。」

「そっ……か。」


私はアコのことが大好き。

なのに…辞めなよ…って言えなかったのはどうしてだろう。

この年になっての恋愛に、失敗なんてない気がしてきたところ…。

全て…自己責任。

もう若い頃のように、若気の至り…で人を好きになったりはしない。

そう思うからこそ…

アコの気持ちに何も言えなかった。

枕営業から始まって…本気の恋に発展する。

…な〜んて、恋愛小説よくあるじゃん。

100%無い。

…と思ってるけど、無いとも限らない。

2人にしか分からないから。