「では、レバー上げま~す!」
レバーが勝手に上がっていくのさえ、びくってしてしまい、待っている次の乗客のちびっこに笑われてしまった。
「日奈子、大丈夫?」
「ごめん。なんか、足が震えて立てない...」
「はいよ」
有馬くんの腕が脇の下に来てそのままよいしょっと持ち上げられた。
「お兄ちゃんすげーっ!」
「そりゃ、どうも」
丸刈りのちびっこに有馬くんは誉められていたが、私の方はというと、生まれたての小鹿のように足をプルプル震わせながら歩くものだから、すれ違う人々にクスクスと笑われる始末。
トホホ...。
「日奈子は絶叫系は止めといた方がいいかもな」
「うん」
「んじゃ、次はとりあえず休憩しよう。ちょうどお昼だし。日奈子、なんか食べたいものある?」
今は食べられそうにないよ~と言うつもりだったんだけど、ぐ~っとお腹が盛大になった。
レバーが勝手に上がっていくのさえ、びくってしてしまい、待っている次の乗客のちびっこに笑われてしまった。
「日奈子、大丈夫?」
「ごめん。なんか、足が震えて立てない...」
「はいよ」
有馬くんの腕が脇の下に来てそのままよいしょっと持ち上げられた。
「お兄ちゃんすげーっ!」
「そりゃ、どうも」
丸刈りのちびっこに有馬くんは誉められていたが、私の方はというと、生まれたての小鹿のように足をプルプル震わせながら歩くものだから、すれ違う人々にクスクスと笑われる始末。
トホホ...。
「日奈子は絶叫系は止めといた方がいいかもな」
「うん」
「んじゃ、次はとりあえず休憩しよう。ちょうどお昼だし。日奈子、なんか食べたいものある?」
今は食べられそうにないよ~と言うつもりだったんだけど、ぐ~っとお腹が盛大になった。



