陽気な笑い声をしばらく背中に浴びながら私達は帰路を急いだ。
時刻は午後8時30分。
ここから電車で1時間。
今日はお兄ちゃん、バイトなくて早く帰ってくるって言ってたし、遅くなったらカンカンだろうな。
明日あっちゃんみたいにデートだったら早く寝てるかもだけど、去年も一昨年も中日(なかび)に行ってたから特例で今年は早いなんてことも無さそう。
怒られるのを覚悟で帰るなんて...
トホホ...。
「じゃあ、ウチと木島くんはこっちだから。目黒くん、日奈子ちゃんのこと途中までよろしくね」
「了解です」
「じゃ、またね!」
「また、5日後に会いましょう。良い週末を!」
立花先輩と木島くんが流れに乗って改札を潜り抜けていくのを見送り、私が歩き出そうとすると、目黒先輩が私の腕を掴んだ。
時刻は午後8時30分。
ここから電車で1時間。
今日はお兄ちゃん、バイトなくて早く帰ってくるって言ってたし、遅くなったらカンカンだろうな。
明日あっちゃんみたいにデートだったら早く寝てるかもだけど、去年も一昨年も中日(なかび)に行ってたから特例で今年は早いなんてことも無さそう。
怒られるのを覚悟で帰るなんて...
トホホ...。
「じゃあ、ウチと木島くんはこっちだから。目黒くん、日奈子ちゃんのこと途中までよろしくね」
「了解です」
「じゃ、またね!」
「また、5日後に会いましょう。良い週末を!」
立花先輩と木島くんが流れに乗って改札を潜り抜けていくのを見送り、私が歩き出そうとすると、目黒先輩が私の腕を掴んだ。



