「花までもらっちゃった上に写真まで撮ってもらっちゃって、今日は本当にありがとね。これからも頑張ってね、日奈子ちゃん」
「はい。現像したら、先生にもお渡ししますので、もう少々お待ち下さい」
「楽しみに待ってるわね。じゃあ、ワタシはこれから職員会議だからここ閉めて行くわね。日奈子ちゃんも出ちゃって」
「はい」
私は保健室を出て先生と別れ、中庭にやって来た。
今日もいるかな?
ウキウキした気分で辺りを見回すと、やはり彼はいた。
今日も桜の木の目の前のあの青いベンチで首をこっくりこっくり動かしている。
ふふっ。
なんか、面白いな。
連写しちゃおっかな。
って、何考えてるの、私!
ストーカーみたいじゃん。
ダメダメ。
それはやめよう。
理性を取り戻すんだ。
よし、今日も1枚。
1枚だけ......。
「はい。現像したら、先生にもお渡ししますので、もう少々お待ち下さい」
「楽しみに待ってるわね。じゃあ、ワタシはこれから職員会議だからここ閉めて行くわね。日奈子ちゃんも出ちゃって」
「はい」
私は保健室を出て先生と別れ、中庭にやって来た。
今日もいるかな?
ウキウキした気分で辺りを見回すと、やはり彼はいた。
今日も桜の木の目の前のあの青いベンチで首をこっくりこっくり動かしている。
ふふっ。
なんか、面白いな。
連写しちゃおっかな。
って、何考えてるの、私!
ストーカーみたいじゃん。
ダメダメ。
それはやめよう。
理性を取り戻すんだ。
よし、今日も1枚。
1枚だけ......。



