今、私達は昼休みで屋上に来ている。
「友達になった証に"子同盟"結ぼう!敦子と日奈子、2人共ぼっち解消!おめでとう!」
あっちゃんはカップルがいちゃつく横で、真っ青な空に向かってそう叫んだ。
「なんだよ、あいつ」
「ねぇ、別のとこいこ~」
「だな」
と、あっちゃんが睨んだ通りカップルが去ったところで、屋上のど真ん中にあっちゃんは寝転んだ。
「ちょっとあっちゃん。制服汚れちゃうよ」
「いいのいいの。どうせ毎日洗うし。あたしの親、一瞬でも外気に触れたものは汚染されてるとかなんとかワケわかんないこと言って、洗濯を強要してくるんだよねぇ。チョーウザい」
「そうなんだ......」
私には言葉にしなくても分かるものがあった。
あっちゃんがなんでこうなったのか、
なんとなく、分かる。
「人いないしさぁ、ちょっと込み入った話していいかな?」
「うん、いいよ」
私のその言葉を合図にあっちゃんは話し出した。
「友達になった証に"子同盟"結ぼう!敦子と日奈子、2人共ぼっち解消!おめでとう!」
あっちゃんはカップルがいちゃつく横で、真っ青な空に向かってそう叫んだ。
「なんだよ、あいつ」
「ねぇ、別のとこいこ~」
「だな」
と、あっちゃんが睨んだ通りカップルが去ったところで、屋上のど真ん中にあっちゃんは寝転んだ。
「ちょっとあっちゃん。制服汚れちゃうよ」
「いいのいいの。どうせ毎日洗うし。あたしの親、一瞬でも外気に触れたものは汚染されてるとかなんとかワケわかんないこと言って、洗濯を強要してくるんだよねぇ。チョーウザい」
「そうなんだ......」
私には言葉にしなくても分かるものがあった。
あっちゃんがなんでこうなったのか、
なんとなく、分かる。
「人いないしさぁ、ちょっと込み入った話していいかな?」
「うん、いいよ」
私のその言葉を合図にあっちゃんは話し出した。



