私は高校に入学してから、新聞部に入った。
去年の部員数が3学年合わせても8人しかいなくて馴染みやすかったってことと、
写真撮影が出来るってこと。
その2つが決め手だった。
私にとってみればそれが1番ラクで最適なんだ。
だから今も続けられているし、わざわざ時間をかけて登校する学校での生活の1番の楽しみになっている。
「来た来た。お疲れ~、日奈子ちゃん」
「目黒先輩、お疲れ様です。今日も早いですね」
「1番の楽しみが部活だからね」
「私もです」
「ははっ。一緒だね。部長として嬉しいよ」
私が学校で唯一、周りの空気を吸い込んで音にするのが、部活の時間。
今では部員が減り、存続の危機を迎えているため、部長の目黒純輝(めぐろじゅんき)先輩は必死に部員集めをしている。
私も幽霊部員とは違って熱心に取り組んでいるから、毎日部室に来て先輩方と話し合い、部員確保に力を尽くしている。
「あのぉ、今日立花先輩は?」
「立花は補講があるから今日と明日は出られないんだ」
「そうですか...」
「木島くんもいないし、2人だけど頑張ろう」
「はい」
去年の部員数が3学年合わせても8人しかいなくて馴染みやすかったってことと、
写真撮影が出来るってこと。
その2つが決め手だった。
私にとってみればそれが1番ラクで最適なんだ。
だから今も続けられているし、わざわざ時間をかけて登校する学校での生活の1番の楽しみになっている。
「来た来た。お疲れ~、日奈子ちゃん」
「目黒先輩、お疲れ様です。今日も早いですね」
「1番の楽しみが部活だからね」
「私もです」
「ははっ。一緒だね。部長として嬉しいよ」
私が学校で唯一、周りの空気を吸い込んで音にするのが、部活の時間。
今では部員が減り、存続の危機を迎えているため、部長の目黒純輝(めぐろじゅんき)先輩は必死に部員集めをしている。
私も幽霊部員とは違って熱心に取り組んでいるから、毎日部室に来て先輩方と話し合い、部員確保に力を尽くしている。
「あのぉ、今日立花先輩は?」
「立花は補講があるから今日と明日は出られないんだ」
「そうですか...」
「木島くんもいないし、2人だけど頑張ろう」
「はい」



