ホームには、相変わらずすごい出勤ラッシュで、人が沢山いる。

いつものように、彼を探してみた。

昨日の陽子の話を胸に止めて
今日は、告白しようと心を決めてきた。

ドキドキして、落ち着かない。

じっとしてられないし、考えると
ニヤけたり、不安になったり、
つい独り言を、ボソボソと。

周りが時よりチラチラ私を見ているような気がする。

変な子って思われているのかも。。
早く彼がこないかなぁ。

いつも乗る電車が来た。

【プルルルル〜。扉が閉まります。】
アナウンスが流れた。

…えっ?彼が来ない。
もしかして、私と会いたくなくて?
えっ?寝坊…?

…一本遅らせてみよう…。

ホームのイスに腰をかけた。

座った瞬間、椅子が冷たくて。
手袋をはめた両手を太ももと椅子の間に入れた。

また、次の電車が来たけど
彼の姿は見当たらない。

…何か、あったの…かな…。

やっぱり、私と会いたくなかった?とか?
彼女いるから、誤解されたくなくて?

ダメだ。。
まるで、フラれたかのような錯覚に

心に重しをつけて、地の果てに落ちていくような。

何も考えれなくなっていた。

冷たい風が私の背中を押した。

…学校へ‥向かわないと…。

ただ、毎日の日常に

私は、次に来た電車に乗り込んで
学校へ向かった。