「尋斗は、目なんか覚まさないんだよ…。
いつかは…。さようならをする時が来る。
…。

りんちゃん、こんな時に告白なんて、
最低っておもうよな?
だけど…。

さようならをする前に、尋斗に正々堂々と、リンちゃんもいる前で話したかったんだ」


…?いつか、さよならをする?


…え?いつか、目を覚ますんだよね?
…えっ?よく…理解できないよ。




雨は更に勢いを増して降り出した。



頭の中が整理できない。


「…剛くん…。尋斗くんは…。さよなら…って?」