「安堂くん...遠回りして家まで来てくれたの...?」


確か、安堂くんのお家は最寄り駅は同じだけど私の家とは反対方向だった気がする...


「うん、一緒に行きたかったから」


と。平然と安堂くんはそう言って、私はポ、と頬を赤く染めてしまう


「あ、嫌だったら言ってな?」

「そんな!嫌なわけないよ...!」


付き合えただけでも夢みたいなのに...!