『姫ちゃん、好きだよ

俺と付き合ってくれる?』


たった今、安堂くんが言った言葉に目を見開いたまま固まってしまう

その直後、告白されたことを実感して

しかも、好きな人に


ブワ、と瞳から涙が溢れて、視界が滲む


「あー、また泣いちゃった...」


安堂くんは困ったように笑って、ぽんぽん、と私の頭を撫でた