ゴールをした俺は未だ顔の赤い妃を連れて、クラスのテントの中へと向かう


「姫ちゃん...!まさかと思ったけど姫ちゃんが引いちゃうなんて...!」


同じ借り物競争に出ていた小百合が慌てながら妃に駆け寄って、他の皆も「妃!」「姫ちゃん〜よく頑張った!」と妃を囲い


俺は外に弾き飛ばされた...


皆俺の扱いどんどん雑になってないか...?

そんな俺を見たヒロは可笑しそうにケラケラと笑っていて、そんなヒロの背中を手のひらでバシンッと強く叩く


「ってぇ!」と声を上げるヒロを放っておいて、俺らはあと数個先の対抗リレーを待ち構えることに