100mを走り切り、ゴールラインを通り抜けて止まると、ヒロが俺に近付いてきた


「姫ちゃん、一気に人気者だな」


ヒロの言葉に妃のほうを見ると、「姫ちゃん凄いね!」という言葉と共に、クラスメイトに囲まれていた

妃は嬉しそうに笑っていて、凄い安心した



「よし、体育祭頑張ろうぜ!」



俺が声を張り上げ、反対側にいる人たちも聞こえるようにそう言うと


『おー!!!』


という掛け声が返ってきた